あけましたね。
今年もこの場末のブログをよろしくお願いします。
年末の山の予定は風邪ですべてキャンセル。
年末年始は大人しく帰省。
この3連休にようやく雪山に行くことができた。
今シーズンの最初だというのにバリエーションルートからとはヒドイものだ。
予報どおりのいい天気。
初日はアイスクライミングを初体験。
簡単なルートはすでに埋まっていて、難しいところにトップロープをセットして挑戦。
これがまったくどうにもならず。普通のクライミングとはちょっと違うコツが必要みたいだ。
上に急ぎすぎてすぐにpumpしてしまった。
でもこれはいい体験だった。また挑戦できるといいな。
快晴が期待される連休ということで小屋は大賑わい。
大部屋はギチギチで談話室にも布団が敷かれた。
運がいいことにとなりで大イビキ。耳栓忘れたのがイタイ。
ウトウトしては目が覚め、トイレに行きたくなっても人を踏むのがイヤでなかなか行けず
ボンヤリと一晩を過ごした。
ボーっとした朝だったが朝食を食べ終わるころには、緊張感でシャキっとしてきた。
素晴らしい快晴のなか行者小屋からすぐのところを右に入り阿弥陀岳北稜へ。
トレースがバッチリついていて迷うところはまったくナシ。
問題があるとすれば久しぶりの雪山で体力が追いついていけてないことぐらいか。
ジャンクションピークから尾根を登っていく。
上の写真の人が写っているあたりから岩稜のしたあたりまでの急斜面でガッツリ体力を奪われる。
トレーニングをサボっててすんませんでした・・・
第一岩峰のは3組が取り付いているところだった。
30分ぐらい待機。この順番待ちのときが一番寒かった。
左上が空いたのでロープを出して同行者が登り始めるが上がつまっていて
上でのビレーの準備ができずまた10分ぐらい待機。末端が冷たくなったきた。
どうにか先に進んだようなのでフォローで登っていく。
いやぁ~俺ヘタすぎ!たった3~4手なのにモタモタして進めない。
力でどうにか登るが、これではいかん。もうちょっと慣れないとね。
振り向けばこんな斜面。がんばってるな俺。
2ピッチ目もちょっと強引なムーブで解決。
ソロのご年配の方に先にいってもらうことにした。
小休止して少し余裕が出てきた。
3ピッチ目はちょっとまともなムーブになってヤレヤレ。
最後のナイフリッジはナイフってほど狭くはないものの全工程中一番怖かった。
しかも歩いている途中で写真を撮るとかいうイヤガラセをうける。
腰の引けたヒドイ写真に違いない。
つーわけで山頂。
天気に恵まれ風もあまりない最高のコンディションで登れて幸せだった。
高所恐怖症なのに良くがんばった!
お約束の富士山もハッキリと。
山頂でコーヒーを飲む準備をしていたら急激にお腹が空いてきた。
気がつけば12時。パンを食べながらコーヒーを飲み景色を眺める。
いい気分だ。風は南から吹いている。風向きがよくて北稜は風がなかったのかも。
体が冷えてきたので下山。
阿弥陀岳の下りは一般ルートでも急で厳しい。
ここでも体力を削られる。
核心部分では緊張していることもあって疲れを感じない(まぁ、3ピッチだけだし)のに
前後でドッと疲れてしまう。もう少しどうにかしなくては。
コルまで降りて雪が大丈夫そうだったし、人の上り下りも多かったので中岳沢を足早におりて
行者小屋経由赤岳鉱泉へ戻った。
さて、どうにか初級のバリエーションを登ることができた。
しょっとイロイロと問題がないわけではないので反省して次に生かしたいところだが
次はあるのかな?どちらかというとハイキングのほうが好きなんだけどな。