時は流れ…
1泊で八ヶ岳の予定が天候不順のため荒船山への日帰りハイキングになった。
車で下道を2時間半で荒船不動の駐車場に到着した。他に車が2台、バイクが1台止まっていた。この暑い時期に低山に登る人が多いわけないか。
荒船不動には水場とトイレあり。軽く手を合わせて境内を抜けると沢沿いに登山道が伸びている。(写真の方向ではないけども)
展望台のある艫岩(ともいわ)までのコースタイムは1時間半で4つある登山口の中で一番短いルートである。
なだらかなトレイルをのんびり歩いていく。星尾峠までは急な場所が全くなくて不安になってしまうぐらい緩やかな登りが続いた。道は良く整備されていて歩き易かった。8月後半の雨の多さでぬかるんでいるところも多いが特に問題になるようなところはない。
山はブナや朴葉などの広葉樹に覆われていて光の入りもよく気持ちがいい。今日のような曇り空でも明るく爽やかなトレイルだった。
30分ほど歩くと星尾峠に着いた。小休止。3つの登山ルートがここで1つになる。ここから尾根沿いに15分登ると平らな山頂台地に着くらしい。まぁ、15分なら急登だったとしても堪えられるだろうと気楽に構えて出発すると
崩落している…ここの情報はなかったなぁ。
帰ってきてから調べたら「
荒船不動尊からのルートは、土砂崩れのため現在、長野県で現地を確認中です。(8月23日)」となっていた。
困った。本来なら引き返すべきなんだろう。でも踏み跡があるからどうにか進めそうではある。いや、もうこんなことを考えている時点で行く気は満々なのだ。躊躇することなく踏み出す。とはいえ危険は危険。慎重に足元を確認しながら安全そうなところを歩いて対岸に渡った。
そこから先は危険なところはなく、急登を汗だくで登りきり山頂台地に到着した。
ガスに包まれた山頂付近は本当にフラットだ。平らすぎて山頂がどこだか分からない。登りきったところから下がっていく一方なのであそこが山頂なんじゃないかと思えるほど。本当の山頂は行塚山なのかな?祠のところなのかな?
まぁとにかく、ガスガスの甲板の上を平行移動で展望台目指して20分ほど歩く。
登山口から1時間で艫岩の展望台に到着した。もちろんガスで何も見えない。残念。
晴れていたら浅間山や谷川岳が見えるのだろうなぁ。もう一度登る理由ができたので「よし」としようじゃないか。次回は素晴らしい景色が見られると期待して。